レトロ物件萌えポイント

耐震性について

住宅を含む建物の構造や仕様、あるいは安全性を定めた唯一の法律、建築基準法は、終戦直後の混乱あわただしい昭和25年に制定されました。
でも、どんな法律もそうであるように、建築基準法も2度、3度と大きな変遷をとげています。

耐震性に限って言えば、大きな地震を経験し、大きな被害の教訓を元に、幾多の改変が加えられてきました。何気なく建っている、そして、ほとんど同じように見える築10年の建物と築20年の建物の間にも、目に見えない耐震性の違いは隠されています。

建物の耐震性は、最近では「構造用合板」を使って耐震性能を確保する方法が多用されていますが、10年以上前の建物は、ほとんどが「筋交い」によって耐震性を確保しています。そして、その建物に必要な「筋かい」の量は、時代とともに変化しています。

建物の耐震性能を決めている建築基準法では、昭和54年に地震係数が改訂されました。
しかし以前の建物に比べて地震には強くなったはずなのに、1995年の阪神大震災では、昭和50年から昭和60年に建てられた建物でも倒壊した建物が非常に多く、大破・中破を含めれば70%に達し、昭和60年以降の建物と大きく異なっています。

このようにレトロ物件の最大の敵ともいえる「地震」。もしあなたがすでにレトロ物件に住んでいて、どうしても心配であれば一度耐震診断をおすすめします。

倒壊した古民家倒壊した古民家